総務省の報道資料(2023年2月8日)によると、アマチュア無線の規制緩和が行われることが告知されました。アンプレット通信研究所が取り組んでいます「ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線の活用」に関し、今回のアマチュア無線の規制緩和で、アマチュア無線体験局(8J1YAQ)の扱いに変更事項が生じます。
[2023年のアマチュア無線の規制緩和前の状況]
ワイヤレス人材育成のために電波法で認められているアマチュア無線運用に関する無線従事者の資格を持っていない人でもアマチュア無線の体験運用ができる「家庭」や「学校」での体験局は、体験者は小学生と中学生に限られています。そのため、年齢の制限なく無資格者にアマチュア無線を体験していただくためには、既存のアマチュア無線社団局(アマチュア無線クラブ)が臨時に開設する体験局を併設する免許を受ける必要がありました。

アンプレット通信研究所のアマチュア無線クラブ(JH1YTU)では、体験局 8J1YAQ(無資格者が運用することなどを明確にするために、特別なコールサイン「8J*Y**」が指定される)を併設していました。
[アマチュア無線の規制緩和]
2023年のアマチュア無線の規制緩和により、クラブ局(社団局)、個人局、記念局を問わず、どの無線局であっても、手続きなしでアマチュア無線の体験運用ができるようになります。今後は特別なコールサイン(8J*Y**)が付与される体験局はなくなります。
私たちの体験局 8J1YAQ の免許の有効期間は、2023年5月30日までですが、その後は、8J1YAQ の母体となる JH1YTU のコールサインで、アマチュア無線の体験会が実施できることになりました。
[ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線の活用などに係る制度改正案]